住宅ローンを借りる時・・・

皆様、こんにちは。相変わらず暑い日が続いております。パリオリンピックも始まり、寝不足気味の方も多いことと思います。詩ちゃんは本当に残念でした。あのシーンが出るたびに泣いちゃいます(´；ω；`)ｳｯ…

さて、今回は住宅ローンについてお話したいと思います。住宅ローンは日本のローンの中でおそらく一番金利が安くて、一番返済期間の長いローンだと思います。住宅ローンは銀行で借りる場合とフラット35のように国の機関からお金を借りるケースとあります。昔は「住宅金融公庫」と言ってました。住宅金融公庫の方が金利が安くて、銀行に住宅ローンを申し込む人は少なかったですね。今では銀行での住宅ローンが半数以上ではないでしょうか？なぜ逆転したかはまたいつかお話しますが、今日私がお話したいのはこの住宅ローンを借りる時の借り方についてです。

私は住宅ローンを組む時に共有名義はあまりお勧めしません。ご主人一人では住宅ローンは組めないから、奥さんと共有にしたら借りられますよ。と簡単に言う住宅メーカーの営業マンたち・・・

それを聞いたご主人は落ち込みます。自分一人では家も買えないのか・・・そんなに自分は低所得者なのか・・・って。悲しくなります。奥さんもそれなら共有にすれば借りられるし、家も持つことが出来るよね。とご主人を励ますつもりで共有でも良いと思うし、それで家を持つことが出来るなら頑張ろうって思っちゃいます。夫婦だもの、当然のことです。

でもね、考えてみてください。奥さんに子供が出来ても仕事はやめられなくなってしまいます💦子供と一緒に居たくても保育園に預けて即復帰しなくてはいけなくなるかもしれません。家を買おうとしているとき、買うことばかりに気持ちがいってしまって、先の生活のことまで考えられなくなってしまいます。住宅ローンは35年です。先にどんなことが起こるのか今の時点では予想はできません。

それから、これは縁起の悪い話ですが、今は仲の良いご夫婦が離婚することもあり得るでしょう。その時に共有名義だから離婚するなら奥さんまたはご主人の名義は外して欲しいって思います。これも当たり前のことです。でも、銀行は簡単に名義を外させてはくれません。だって一人では貸せることが出来ないから２人にしたんですよ。それが１人になるからと言われても銀行には関係のないことです。もちろん、自分の債務の残りを返してしまえば大丈夫ですが、そんなにたくさんお金を持っている方は少ないです。そんな時、建ててくれた住宅会社は責任なんてとってくれません。「あの時にあなたが共有にすればよいって言ったじゃない」なんて恨み言を言っても取り合ってはくれません。

離婚が決まり、奥さんと子供はその家に住んでいてご主人は出ていく、でも住宅ローンは払うと約束します。これもまた、ご主人が支払わなくなり、または払いたくないから自己破産すると言い出したら、家を出なくてはならなくなります。

こんなことを聞いたら怖くて家なんか買えません。だから、資金計画は大切なんです。住宅ローンもご主人一人で組める金額を借りれば良いのです。共有でなければ家を建てられないところはあなたたちが家を買ってはいけないところだと思ってほしい。家を建てる、買うのは何のためですか？家を買ったらそのあと長い返済が始まります。家族も増えていくかもしれません。子供も習い事をしたくなります。そんな先の生活も少しだけ考えてみてほしいのです。

銀行は借りた後は冷たいです。借りてしまえば銀行の仕事は終わりです。たとえ、ローンを払えなくなっても銀行は痛くもかゆくもありません。銀行の後ろには保証協会がついています。お客様が支払えなくなったら、銀行には保証協会が支払います。だから、銀行は困らないのです。あとは保証協会に丸投げすれば良いことです。

私は共有が悪いとは思いません。でも、一度立ち止まり本当にこれで良いのか考えてほしいと思います。この話を私はお会いしたお客様皆さんにしています。家を建てたらディズニーランドにも行けなくなってしまうような生活はしてほしくありません。ハイスタイルで家を建てなくても良いです。もし、不安に思うことがあったら私に聞いてほしいと思うのです。今、家を建てる人たちは私の娘や息子の年代です。だから、苦しい生活、何年かして、建てた家を手放さなければいけないような計画はしてほしくありません。

幸せになるために家は建てるものです💕